女性(70歳以上)の腰痛には、MRIがオススメです
2015年9月30日
早く受診する事が最大のポイント!!
70歳以上の女性がとくに転んだりしていないのに腰が痛くなった場合、腰の骨(腰椎)が骨折している事が非常に多いです。(腰椎圧迫骨折 ようついあっぱくこっせつ)
骨粗鬆症があるために、ちょっとした事(重いものを持った、かるく尻餅をついた等)で腰椎が骨折してしまうのです。(骨脆弱性骨折 こつぜいじゃくせいこっせつ)
レントゲンでも診断できる事がありますが、初期の圧迫骨折はMRIによる診断が有用です。MRIでしか診断できない事もあります。
当院では兎に角はやく診断をつけて、骨折していればコルセットによる固定をしています。コルセットはオーダーメイドでその人その人にあったものを作ります。
圧迫骨折は放置すると、腰椎がつぶれて、神経を圧迫して入院や手術を要する事があります。早く固定すれば、腰椎の変形も少なく済む。早めの診断、早めの治療がカギになります。迷わず早めに整形外科クリニックの受診をおすすめします。
あわせて骨粗鬆症の治療も始めると、その後の骨脆弱性骨折の再発を予防する事ができます。