1kg痩せれば、膝の負担は1日3トン減る
2016年2月26日
50歳を過ぎると、膝関節の軟骨が老化して、膝の痛みが出やすくなります。(変形性膝関節症 へんけいせいひざかんせつしょう)
変形性膝関節症の方には、まず体重を落とすことをおすすめします。
歩くとき、膝には体重の約3倍の重さがかかります。
右膝が痛くて、体重50kgの人が1日6000歩、歩くと仮定しましょう。
右膝には3000回、体重の3倍である150kgがかかります。
150kg x 3000回 = 450000kg, つまり、450トンの重みが1日にかかっているのです!
もし1kgやせるとすると、
1kg x 3000 = 3000kg, 1日3トン分、膝が楽になるのです。
痩せるためには、膝に負担のかからないプール歩行、自転車などをおすすめしています。
痛みの強い時期には、超音波ガイド下注射によるヒアルロン酸とステロイドの膝関節腔内注射を施行しています。